□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 〜 常駐しないテキスト貼り付けツール 〜 2004/06/20 ToClip LT Ver.1.19 寺尾 進 t-susumu@mvh.biglobe.ne.jp http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■ToClip LT について ToClip LTとは、常駐しないでテキストを貼り付けるツールです。以下の ような特徴が有ります。 - 特徴 - ・スタートメニューからダイレクトでテキストを貼り付けできる。 ・日付、時刻に変換する特殊文字が使える。 ・Windowsのコンテキストメニューの[送る]からクリップボードへ転送で きる。 ・お気に入りの「URL」を取得できる。 ・ショートカットにドラッグ&ドロップでクリップボードへ転送できる。 ・アイテム(拡張子.tclのテキストファイル)の登録件数は無制限。 ・アイテムの編集は好みのエディタを使用できる。 ・アイテムのメニュー階層化が可能。 ・常駐ソフトではないので無駄なメモリを消費しない。 - 短所 - ・常駐ソフトと比べると貼り付けのレスポンスが多少悪い。 ・ウィンドウがアクティブになった時の入力対象コントロールが決められ ているアプリには上手く貼り付けできない。例えば、NNなどのURL入力 や、Becky!のメール作成画面の[件名]など。 ・一度に複数のファイルを転送することはできない。 ■動作環境 Microsoft Windows 95/98/2000/XP の動作する環境 (未確認ですがNT4.0でも動くと思います) ■インストール 1)ダウンロードしたファイルを実行し、画面に指示に従ってください。 ○インストール先フォルダ ・TCLT.EXE................プログラム本体 ・TCLTSET.EXE.............オプション設定用プログラム ・README.TXT..............このファイル ・日付時刻の書式.TXT......日付及び時刻の書式について ・SETUP.EXE...............インストール、アンインストール用プロ グラム ・SETUP.INI...............インストール、アンインストール用設定 ファイル ○[スタートメニュー]-[ToCLip LT テキスト]フォルダ ・ToClip for Windows.tcl..サンプルのデータファイル ・作者メールアドレス.tcl..サンプルのデータファイル ・日付と時刻.tcl............サンプルのデータファイル 2)セットアップ完了後、オプションウィンドウが現れます。 この設定は後から変更できるので、ここでは取りあえず[OK]を押して ウィンドウを閉じて下さい。 3)以上でファイルのインストールとレジストリの設定が終了しました。 後は、関連付けの設定を有効にする為にWindowsを再起動して下さい。 ■アンインストール このプログラムは、関連付けの設定でレジストリいじっています。アンイ ンストールする場合は必ず、[コントロールパネル]-[アプリケーションの 追加と削除]の「ToClip LT のアンインストール」を実行して下さい。 ■使用方法 ○アイテム(拡張子.tclのテキストファイル)について ※ 以下「アイテム」とは拡張子.tclのテキストファイルを指します。 アイテムは、ToClip LT に関連付けされた特別なファイルです。 スタートメニューからのダイレクトペーストは、このアイテムからのみ 有効です。通常、拡張子の.tclは表示されないようにレジストリを設定 していますので、Windows のフォルダオプションの[関連付けされたファ イルの拡張子は表示しない]の設定に関係なく表示されません。また、 アイテムから実行できる機能はショートカットからも実行可能ですが、 処理速度が多少遅くなります。なるべく、アイテムを直接操作すること をお勧めします。 ○アイテム右クリックで表示されるWindowsのコンテキストメニュー [貼り付け]...............一番上のウィンドウへ貼り付け [クリップボードへ送る]...テキストをクリップボードへ送る [編集]...................エディタを開き編集 ○アイテムの新規作成 Windowsのコンテキストメニューの[新規作成]から「ToCLip LT ファイ ル」を選択します。 ○オプション設定 [アイテムに関連付けを行う] 拡張子の.tclの独自のアイテムに関連付けを行います。 [デフォルトで貼り付けを行う] これがチェックされている時はダイレクトペーストします。そうでない 時はクリップボードへ転送するだけです。このオプションによりコンテ キストメニューの[貼り付け][クリップボードへ送る]の順序が入れ替わ ります。 [新規作成に ToClip LT を追加する] これがチェックすると、Windowsのコンテキストメニューの[新規作成] に、[ToClip LT ファイル]が追加されます。アイテムファイルを作成で きるようになります。 [送るに ToClip LT を追加する] Windowsのコンテキストメニューの[送る]にToClip LTを追加します。 [編集で使用するエディタ] Windowsのコンテキストメニューの[編集]を実行した時に開くエディタ を指定します。デフォルトはメモ帳。 [メニューフォルダ] アイテムが置かれているフォルダを指定します。 [テキスト編集] メニューフォルダがルートの状態でエクスプローラを起動します。 アイテム編集時に使用して下さい。 [日付の書式][時刻の書式] 特殊文字「%d0%」〜「%d9%」の書式を設定します。「%d*%」自体を文字 としてクリップボードへ送る場合は、それぞれ「%%d*%%」「%%t%%」とし て下さい。尚、この機能が有効なのはアイテム(.tcl)のみです。書式に ついては「日付時刻の書式.TXT」を御覧ください。 [貼り付け仮想キー] 貼り付けする時の仮想キーを設定します。 [無視するウィンドウ] ボタン式ランチャーなどの最前面表示のウィンドウが起動していると貼 り付けが出来ない場合があります(そのウィンドウに貼り付けられてしま う)。そんな時はそのウィンドウを無視するように設定すれば良いです。 〜設定方法〜 ・貼り付けしたいアプリを起動する。 ・ToClip LT のオプション画面を開く。 ・[無視するウィンドウ]タブを選択する。 ・"現在表示されているウィンドウ"に現在表示されているウィンドウ のリストが表示されています。 +------------------------------------------+ | ************** **************** | <-- 貼り付け対象 | 貼り付けしたいアプリ ウィンドウクラス | | ・ ・ | | ・ ・ | | ・ ・ | +------------------------------------------+ ・リストの現在貼り付け対象になっているウィンドウをクリックして 選択する。 ・[↓]ボタンを押す。 ・適当な名前を付けて[追加]ボタンを押す。 (名前は何でも構いません) ・[OK]を押す。 以上で貼り付けが出来るようになります。 ※ウィンドウクラス名が毎回変わってしまうウィンドウには効果があ りません。 ○コマンドラインパラメータ Tclt.exe [Option] [FileName] [Option] ・/p 又は /P .... クリップボードへ転送後、デスクトップの一番上 のウィンドウをアクティブにしテキストを貼り付 けます。エクスプローラから実行するとそのウィ ンドウ自身は無視され下のウィンドウがアクティ ブになります。この機能はスタートメニューやメ ニュー型ランチャー、Windowsのコンテキストメ ニュー及びエクスプローラから有効です。 例えば、拡張子「.txt」の関連付けのアクション へ「貼り付け(&P)」を追加するとテキストファイ ルに対して実行できるようになります。 ・/c 又は /C .... クリップボードへ転送後一番上のウィンドウをア クティブにする。例えば、拡張子「.txt」の関連 付けのアクションへ「クリップボートへ送る(&N)」 を追加するとテキストファイルに対して実行でき るようになります。 ・指定なし ...... [FileName]をクリップボードへ転送。ウィンドウ の操作はしない。例えば、Windowsフォルダの SendToフォルダへショートカットを置くとコンテ キストメニューからクリップボードへ転送するこ とができます。 [FileName] ・転送するファイルをフルパスで指定。(複数不可) [すべての指定なし] ・パラメータを何も指定しない場合は、ToClip LT のバージョン情報 を表示します。 ■謝辞 このプログラムを作るに当たって、以下のDelphi用コンポーネントを使用 させて頂いております。このような有用なプログラムを公開されているこ とに非常に感謝いたします。m(__)m フォルダ参照ダイアログ表示コンポ(MxBrowseFolderDlg)..鈴木理弘さん URLを表示するためのラベル(URLLabel)..................fumikaさん ■アイコンについて ToClip LT のアイコンは、Piaさんに作成して頂きました。感謝感謝です。 PiaさんのHP:『アイコン。』http://hp.vector.co.jp/authors/VA013969/ ■仕様 ・日付時刻の書式に、ddd, dddd, mmm, mmmm を使用すると、aaa なども 英語になります。 ■著作権その他 このプログラムはフリーなのでどうぞ自由に御使用ください。なお、著作 権は作者である私が保有しています。転載時には事前にメールを頂ければ ありがたいです。また、本ソフトを運用した結果については、作者は一切 責任を負えないのでご了承ください。 ■更新履歴 1998/09/19 Ver.1.00 ・初公開 1998/09/25 Ver.1.01 ・エクスプローラから貼り付けできるようにした。 エクスプローラから実行した場合はそのウィンド ウは無視され、直ぐ下のウィンドウをアクティブ にしてテキストを貼り付けます。 1999/02/10 Ver.1.10 ・日付、時刻に変換する特殊文字を使えるようにし た。 ・最前面ウィンドウが表示されている時にも貼り付 けできるようにした。 ・ToClip LT の設定保存先をレジストリからINIファ イルへ変更。 1999/02/11 Ver.1.11 ・日付、時刻の特殊文字を、両方合わせて10種類設 定できるようにした。 (1.10の「%d%」「%t%」は廃止しました) ・貼り付け仮想キーを選択できるようにした。 1999/02/15 Ver.1.11a ・WinNT4.0及びWin95/98でユーザー別の設定をし ている場合、インストールがうまくできなかった のを改善しました。 1999/05/21 Ver.1.12 ・ToClip LT から送られたテキストを ToClip (クリップボード履歴ツール)の履歴に残さない為 の処理を追加。(ToClip v1.77 以降で有効) ・アイコンを変更。 この新しいアイコンは、 『アイコン。』 http://hp.vector.co.jp/authors/VA013969/ のPiaさんに作成して頂きました。 2000/01/04 Ver.1.13 ・Windows2000でスタートメニューからの貼り付けが 失敗する不具合を修正。 2000/04/28 Ver.1.14 ・ALT, CTRL, SHIFTキーが放されてから貼り付け するようにした。 ・貼り付け仮想キー以外に、Windowsメッセージで 処理する設定を追加した。 2000/04/29 Ver.1.15 ・アイテムへ関連付けする際、アクションの[編集] の設定が正しく行われていなかった不具合を修正。 2000/04/30 Ver.1.16 ・日付時刻の書式の、ddd, dddd, mmm, mmmm は、 英語の曜日、月に変換するようにした。 ・アイテムへ関連付けする際、アクションの[編集] の設定が正しく行われていなかった不具合を修正。 #1.15ではミスってました。(^-^; 2000/09/19 Ver.1.17 ・読み込みファイルの拡張子の制限をなくした。 ・読み込みファイルのサイズ制限をなくした。 2001/10/31 Ver.1.18 ・ショートカットの読み込みは、リンク先のファイル を読み込むようにした。 ・その他、細かい修正。 2004/06/20 Ver.1.19 ・XP+IME2002で貼り付けに失敗しないよう対処した。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□